第2章: プロトコル・被験者・スタディ¶
第1章 — インストールと初回起動からの続きです。
データをインポートする前に、Brainstormが保存するすべてのものをどのように整理しているかを理解しておくと役立ちます。データベースエクスプローラのツリーにあるすべてのファイルは、入れ子になった3つの階層のいずれかに属しています。
3つの階層¶
- プロトコル — 最上位の階層で、おおまかに「1つのプロジェクト全体」に相当します。File > New protocolから新規作成します。1つのプロトコルは通常、1つの実験、または1つの解析対象データセットに対応します。
- 被験者 — そのプロトコル内の1人の参加者を表し、その人の解剖学的情報(実際のMRIから作成した脳表面、あるいは個人のMRIがない場合に使うColin27やICBM152などの標準テンプレート)を含みます。参加者ごとに1つの被験者を作成します。
- スタディ — 被験者の中にあるフォルダで、1回の記録セッションと、そこから派生するすべてのもの(インポートした生データ、フィルタ後のコピー、エポック、頭部モデル、ソースマップ)を保持します。実行した処理はすべて、対応するスタディの中に新しいファイルとして作られます。見えないところで何かが起きることはありません。
個人の解剖情報 vs. テンプレート¶
被験者を作成する際、Brainstormはその人自身のMRI(FreeSurfer・BrainSuite・CAT12のいずれかでセグメンテーションしたもの — Brainstormはこれらいずれの出力もインポートできます)を持っているか、それともデフォルトの解剖情報(標準テンプレート脳)を使いたいかを尋ねてきます。テンプレートを使うことはEEGでは十分に有効な選択であり、MEGでも入門段階としては問題ありません。ただし、その人自身のスキャンに比べると解剖学的な精度は下がります。この選択がソース推定の精度にどう影響するかは、第6章で改めて扱います。
この構造が実務で重要な理由¶
このトラックでこの先クリックするボタンは、どれも既存のものをその場で書き換えるのではなく、スタディの中に新しいファイルを作成します。記録をフィルタリングすれば、元のファイルの隣に2つ目のファイルができ、両方ともツリー上で確認できます。何かが黙って上書きされることはありません。このツリーを「どのプロトコルの、どの被験者の、どのスタディの、どのファイルか」として読めるようになることこそ、日々「Brainstormを使いこなす」ことの大部分を占めます。
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